Nikkor-S auto 35mm F2.8
1959年にNikonFと共に発売され、1963年に改良型になっています。
このレンズは、他の何本かのニッコールレンズと共に、NikonF->SonyEヘリコイドアダプターに、接続できません。はまるのですが、ねじることが出来ず、ロックできないのです。
おそらくこの時期に、ニコンのFマウントに何らかの変化があったのでしょうね。まあ何しろ初代のFマウントですから、ニコンもその後50年以上もマウントを変更しないで続けるとは思っていなかったでしょうから、Fマウントはこれで互換性も確保してゆく、などと言うことは、無かったでしょう。
なので、多少の変更があったとしても、不思議ではありません。
その回避策として見つけたのが、NikonF->CanonEFのアダプターを噛ませて、CanonEF->SonyEヘリコイドアダプターを使用するという方法です。
NikonF->CanonEFのアダプターは幸いにしてどのニッコールレンズにも使えました。CanonEF->SonyEヘリコイドアダプターは12mmの繰り出し量があります。NikonF->SonyEヘリコイドアダプター直接でも14mmしか繰り出しが無いので、二段重ねでも十分いけます。
Fマウントはフランジバックが長いため、Fのボディではほとんどのマウントが使用できませんが、Fのレンズは他のボディで使い易いいうところが、今回は利点として出ています。