Industar 61 L/Z 50mm F2.8
Industarは旧ソ連カメラの代表的標準レンズですが、ここで使っているM42マウントのものよりも、ライカLマウント時代のほうが有名でしょうか。1979年の発売です。
標準レンズとしてはF2.8と明るい方ではありませんが、最短撮影距離は0.3mと、かなり寄れるレンズです。1/3~1/4倍程度なので、マクロレンズと呼ぶには抵抗がありますし、1991年のVolna-9が1/2倍までのマクロなので、個人的にはIndustar 61 L/Z 50mm F2.8をマクロとは呼びたく有りません。
HeliosはKやFマウントでも作られていますが、IndustarはM42までです。設計が古い、こともあるのでしょうか。F2.8と暗いですが、寄れる点は評価できるので、発展しても良かったレンズかもしれません。
絞り羽根が独特で、6枚なのですが角が出てしまいます。昔は嫌われていましたが、最近はそれがおもしろいとこのレンズを選択する人もいます。