Auto Miranda 50mm F1.8
ミランダカメラ用のレンズです。マウント部が壊れたジャンク品ですが、ごく薄いM42中間リングをテープ止めして、ボーグのM42ヘリコイドシステムに接続してみました。
一応無限からそこそこ寄れます。0.6mくらいでしょうか。
ミランダカメラというのは名前は知っていますが、一度も所有したことがありません。Wikipediaによれば46機種もカメラを作っていたのですね。1975年頃に倒産していますが、私が初めてカメラPentaxSPFを購入したのはその数年前だと思いますので、当時の私にはまるで眼中に無かったのでしょう。
フランジバックは短く、ミランダボディに他のレンズをつけるには向いていたようですが、逆にミランダのレンズを他のボディに使うのは困難です。ボーグの短いヘリコイドシステムで、ぎりぎりEマウントでも使えるように出来ました。
所有するレンズはこれ一本ですし、マウント部は壊れていますし、今後増やす予定も無いので、臨時に使えれば良いというテープ止め使用です。これでも手近なところでの撮影には間に合いますし、いつでも現状回復が出来、かつ低価格で対応できるという利点があります。
おもしろいのは距離表示などが逆になっていること。普通はカメラボディ側から見て正位置ですが、このレンズは逆にレンズ側から見て正位置になるように刻印されています。