Ernst Leitz Wetzlar Hektor 135mm F4.5
このブログ、心を入れ替えて、少し頑張ろうと思います。
その分、時々お休みも・・・(はじめから弱気)
まずはこのレンズから
1933年発売。
3群4枚。ライカL39マウント。
絞りバネ、15枚。(たぶん、これくらいになると、数え切れなくて)
83年前のレンズです。
曇っているレンズが多いと言われるHektorですが、このレンズもご多分に漏れず曇っています。そこで分解して清掃。多少良くなりました。
でもまだ曇りがちなので、特製フードを作って改善を試みます。元は49mmのTakumar 100mmF4macro用のフード。これに37->49mmと、34->37mmのステップアップリングを重ねて装着できるようにして、さらにフード先端にプラスチックフードをテープで接続して延長しています。
このレンズがすごいと思うところは、1933年のレンズなのにもかかわらず、最短撮影距離が1.5mであることです。さすがに明るさはF4.5ですが、1960年から70年頃に盛んに作られた135mmF3.5やF2.8のレンズでも、最短撮影距離は1.5mが普通でしたから、これはなかなかすごいです。さらに、なんと、1.5mと、メートル表記です。メートルオンリーの表記です。進んだ感じです。
写りのほうは、さすがにボケはごちゃつきますが、私はそれが良くてオールドレンズを使うのでOKです。まだ若干の曇りは有りますが、フードのおかげかかなり良い状態。これでレタッチして整えれば、コントラストや抜けの良さも出せる範囲だと思います。