OSAWA MC 28mm F2.8
フィルター径 49mm
6群6枚
最短撮影距離 0.3m
マウント 各種
大沢商会が自社ブランドで販売していたレンズ。1980年代という程度しか資料が無い。1984年に会社更生法により破産しているため、レンズの取り扱いも80年代前半が中心では無かったかと思われます。
とはいうものの、70-150mmから70-180mmに、70-210mmにとレンズの進化もあり、100-200mmなどという初期のスペックのレンズも存在するなどしているので、あれこれ10年程度の販売期間はあったのでは無いかと想像されます。
もともとが商社ですし、自社ブランドといえど製造はどこかに委託していたと思われます。安直にOEMをしているというより、オリジナリティもだしているので、どこに委託してどのような販売をしていたのかは不思議な面もあります。のちにソリゴールなどでも販売されていた75-260mmF4.5と同一と思われるレンズも有り、このレンズはトキナー製だと思われるので、トキナーと関連して製造されていたのかもしれません。
私のはFDマウントなので、FD->LeicaM LeicaM->sonyEヘリコイドアダプター経由です。Mのヘリコイドは繰り出し量が7mm程度ですが、28mmなのでそれなりに効果があります。
トキナーにも28mmF2.8のレンズが有り、スペック的には共通点が多いのですが、ありふれたレンズですから、OSAWA 28mmF2.8がトキナー製レンズだという根拠としては弱いでしょう。
通常FDマウントは、リアを外してしまうと最小絞りに固定されてしまいますが、これは開放になっているのがおもしろい点です。