Komura 135mm F3.5 ヘリコイドアダプター
コムラーのM42マウントのレンズです。といっても交換マウント式なので、他のマウントもあるでしょう。コムラーにはねじ式の交換マウントと、バヨネットのユニマウント、後期のコムラノンマウントと交換マウントにも変遷がありますが、このレンズは初期のねじ式の交換マウントです。
60年代くらいに作られたレンズでしょうか。絞りバネが18枚もあるそうですが、数えているうちにわからなくなってしまいます。だいたいそれくらいはあります。
のちにスーパーコムラーとして135mmはF2.8になり、2.8のレンズは多く流通していますが、3.5のレンズのほうが少ないようです。
元はこうでは無いのでしょうが、手元にあるレンズはソフトがかっています。見た目には曇ったりしていないのですが、何らかの原因でこうなってしまったようです。
しかし、それが逆におもしろい効果を出してくれてます。コントラストが低いので、ピーカンの中でもソフトです。現代の優秀なレンズであれば、コントラストが高すぎてピーカンの中でこんな写真は撮れないでしょう。