Hi-Z 200 100-200mm F5.6 ヘリコイドアダプター
ミノルタSRマウントのレンズです。Tマウント交換式ですから、おそらく他のマウントも存在したことでしょう。
スペックだけで無く、見るからに古いレンズです。
最短撮影距離は10feet、3mと表示されています。
キヤノンのFL 100-200mm F5.6は1966年。FD 100-200mm F5.6は1973年。それでも40年前ではありますが、意外に新しい。タムロンの95-205mmF6.3は1961年ですので、おそらく95-205の前に100-200mmが世の中に有り、それよりも5mm広角、5mm望遠にして95-205を作ったのだろうと推定すれば、Hi-Z 200 100-200mm F5.6の製造は1960年前後と言うことでしょうか。
世界最初のズームレンズ、Voigtlanderのzoomarが1959年ですから、ほとんど時をおかず、1~2年のうちに100-200mmの望遠レンズを作り、さらにその改良型まで作られたと言うことでしょう。このあたりのレンズは、ほぼ、「国産初のズーム」かもしれません。
「ほぼ」ですよ。